集中して練習するための3つのコツ
目次
こどもの集中力の平均は??
そもそも こどもが集中できる時間というのは、いったいどれくらいなのでしょうか?
- 幼児 約 年齢+1分
(4歳なら5分、5歳なら6分ですね) - 小学校低学年 約15分
- 小学校高学年 約25分
- 中学生 約30分
実は大人でも長くて約50分、さらに集中力のピークは約15分程度なのです。
ピアノは集中力UPに効果的な習いごと
当たり前ですが、気合や根性で集中力はUpしません(笑)
しかし
集中力は年齢に関係なく、日々の積み重ねで高めることができます。
そして“ピアノは集中力UPに効果的な習いごと”のひとつです。
その① 整理整頓
おもちゃや絵本で散らかった状態では、子どもは集中できません。
好きなものが見えるところにあるのは、気が散る原因のひとつ。
練習に集中するためには、必要のないものは、なるべく近くに置かないことが
大切です。
散らかった環境にいると、人の認知能力と集中力を低下させる
プリンストン大学神経科学研究所
楽譜など、練習が終わった後の片付けもサポートしながら、
音符カードやドリルや楽譜、どこに何を片づけたらよいか
一緒に考えることが、集中力のトレーニングにもつながります。
人生の半分は整理整頓である
ドイツのことわざ
“Ordnung ist das halbe Leben.”
なんともドイツ人らしいことわざだと思いませんか?
(綺麗好き、几帳面、きっちりしているイメージないですか?)
その②「もうちょっとやりたい」でやめておく
以前のブログで ストップウォッチを練習アイテムの1つとしてご紹介しました
https://studiokojo.me/blog/425/#i-3
時間を短く区切って、
「もうちょっとやりたかった」
「もう1つでも多くできたかな」
というところで打ち切ってしまうのも集中力Upさせるトレーニングのひとつです
途中で終わった(終わってしまった!?)感覚が残るので、
「早く明日になって、続きがしたい」と思えるようになります
「もうちょっとやりたい」というモチベーションが翌日練習を再開したとき、
スムーズに集中できるようになるだけではなく、持続させることができるようになるのです。
その③ メリハリのある生活習慣
- 食事時間
3食しっかり食べ、脳の主要なエネルギー源「ブドウ糖」、脳の発達に欠かせない「DHA」集中力を高めるために必要な「鉄分」3つの栄養素を多く含む食事を心がけるだけでも、子どもの集中力をアップさせる効果が期待できそうですね - 睡眠時間
脳の疲れが充分に取れず、注意が散漫になってしまいます。
「寝る子は育つ」ということわざは、科学的にも証明されています。
十分かつ良質な睡眠をとれるようにサポートしましょう - ピアノの練習時間
様々な練習アプローチで五感を刺激しましょう。
10本の手の指を別々に動かすことって日常生活の中であまりないことですピアノ練習を通して意識をもって指をそれぞれに動かすことで、脳への刺激が起こって脳が活性化されると言われています。 - 友達と遊ぶ時間
子どもの場合、好きな遊びをしているときは集中しているのではないでしょうか。自分がやりたいと思い、楽しいと感じていることはとても集中できます。ストレス発散にもなり、大切な時間です
大切な人のサポートが必要
どれも日常生活のなかでできることなのですが、子ども一人ではなかなか厳しいと思います。
大好きで大切な人(親)がいっしょにいることで安心感を与えることができます。
遊ぶとき⇔ピアノを練習するとき
ゲームするとき⇔ゲームと距離を置くとき
オンとオフのメリハリをしっかりとつけられるようになることが重要なので、
やらせるのではなく、大切なあなたがサポートしてあげましょう。