いい音が出ない!と言う前に気にしてほしい

目次
ピアノの椅子の高さをきちんと合わせていますか
普段、お家でピアノを練習する際、ピアノの椅子の高さや位置を気にしていますか?
ピアノの椅子の高さはピアノを演奏する上でとても大事です。
ピアノの椅子の高さが合っていないと・・・
- うでの重みがかけられず、響きのある音も出ません
- 綺麗な姿勢に見えないので、見た目で損をします
- 姿勢が悪い状態で練習を続けると、手首や指に負担がかかり、腱鞘炎になってしまうことも
- いくら練習しても思うような上達が見られず精神的なダメージを受けます
ピアノを購入した際のイスをそのまま使っていませんか?

↑こういうタイプのイス
子供には微調整が難しかったり、一番高くしても子供にとっては適正な高さにならない為、個人的にはおすすめしていません。
私がおすすめするのはこちら↓

昔ながらの背もたれ椅子です。
ピアノ教室や学校などでも良く目にするタイプのイスで
“トムソン椅子”
と言います
- 高さ調整があっという間にできます
- 長時間練習する合間の休憩で背もたれは便利
- 不特定多数の人が演奏する時にストレスなく高さを調整できます
どうやって高さをチェックしたらいいの?

さて、イスに座った時のベストな高さですが、
鍵盤にフワッとてを置いて、肘が手の甲より少し上になるような高さ
ピアノは腕の重みを使って、肩甲骨(私は“天使の羽”って呼んでます)から弾きます。
肘が鍵盤より下がってしまうとエネルギーが分散され、指先に重みが乗らず響きのある音を出すことが出来ません。
高さを調節してみましょう。
座り方をチェック
座る姿勢は、普段レッスンしていて、気になる生徒さんが残念ながらたくさんいます。
腰が後ろに曲がって、”猫背”の状態で弾く子が多い気がします。
- 首の上に頭をまっすぐ
- 骨盤の上に体の中心をストンと乗せるイメージ
- 肩はストンと落とし、耳で響きを捉えられるよう開放
骨盤を“くいっ”と立てて
年齢が低い生徒さんは、まだ筋力も、骨の発達も途中なので、どうしても曲がってしまいがちです。
首が前に突き出し、あごでなんとか弾こうとする生徒さんも見られます。
見た目の美しさもですが、姿勢が良くないと、消化不良や歯並びなどにも影響し、何ひとついいことはありません。
気づいた時にはいつも、うるさいと思われても姿勢について言い続けましょう。
骨盤をくいっと立てて、首の上にまっすぐ頭を乗せて、引っ張られるイメージ

まずは見た目から気にしてみてください。
きっと音の響きにも変化があるはずです